私はこの作品で、モナリザからその顔を奪いました。
彼女の表情はある意味とても自足していて、欠けたものがあり何かを求めている人のものではありません。
だからという訳ではないのですが、代わりにカラヴァッジオの「ロザリオの聖母」という1607年に描かれた絵画から、修道士たちが何かを切望するように上に向けて差し出している複数の手を、顔の場所に収めました。
タイトルは「無謬の論理」です。
私自身この作品をとても気に入っており、SNSのアイコンなどでも使用しています。
原画はギャラリーのコレクションとなっており、ミュージアムクラスのデジタル版画(ジクレープリント)としてご提供しています。
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是蘭 「無謬の論理」